
3センチに込めた想い
こんにちは、SHAIRE Labブランドプロデューサーの西山です。
3センチ。
正直、これほど「3センチ」に深くこだわった事は人生ではないかと思っています。
今回はこの、こだわり抜いた「3センチ」についてお話ししたいと思います。
■業界の「新しいスタンダード」を目指して
現在、EC販売で購入できるモノのほとんどが「送料無料」の世界になっていますね。
皆様の中でも、少し前までは検索で「送料無料」を入れて検索したり、少しでも送料負担が少ない販売元を選んで探していませんでしたか?
気づけば、送料無料は当たり前、スタンダードになっています。しかし、一方では、現在〜未来の課題となっているのは「再配達」によるロスとCo2問題も上がっています。
私たちSHAiRE Labが目指す世界はその課題を解決に向かうことのできる、「受け取り不要」の世界です。
荷物を受け取らず玄関先に置いておいてくれるサービスもありますが、もっと気軽に【郵便受け】にスポッと入ってくれていたら・・・。
もし、シャンプーが郵便受けに入っていたら、入れることができたら!ワクワクするに違いない!なんて思っておりました。
■顧客ヒアリングで見えた答え
実際のお客様ヒアリングの中で美容室で購入できる商品の「持ち帰りが不便」という方が一定数いることは事前段階から想像できたものの
この「持ち帰る」という行動をするために「美容室に最後にくる」という方がいたり「持ち帰り用の荷物を持ってくる」方がいるということはヒアリングの中で浮き彫りになり、「(自分の顧客を思い返すと)確かに!そういうお客様居た!」と感じることができました。
「シャンプーは持って帰るもの」
なんていう意識が、根っこを張ってユーザーの頭の中に入っていることもわかりました。
■プラごみ削減を目指して
今回、もう一つの挑戦として配送時に同封されているプチプチや、ビニールテープなどの「包装ゴミ問題」にも力を入れました。
今回の配送箱は受け取り不要を目指し厚みにこだわり制作してましたが、制作過程で厚みを薄くしたことにより、過度な緩衝材を入れずに配送できる配送箱が出来上がりました。
今回採用しているのはビニールテープを使わずに固定できるテープレスな配送箱です。
購入していただけるとわかるのですが製品を固定するのにビニールテープを一枚も使っていません。
箱の設計(箱の組み合わせのみ)で製品を固定したり、箱を止めて出荷しています。
シャンプーとトリートメント容器のキャップ部分を支え、配送中に動かないようにした設計なので、隙間に緩衝材を詰めたりする必要も無くなったのです。
配送箱の完成前の設計図。一枚の紙をくり抜いて設計し組み立てれる仕様にしてあり、制作途中の廃棄物も少なくしてある
ネットショップで配送された箱に詰まった緩衝材に嫌気がさしたことはないでしょうか?美容室でも、私たち美容師が頼む製品は「過剰包装」が多く、ゴミが毎日毎日大量に出ます。
私たちの国、日本はプラスチック廃棄量が上位国です。
「1つから発注できます!!」「いつでも送料無料!」
そんな言葉で購入し、自宅に届いたら大量の緩衝材・・・。
そこに違和感をずっと感じていて、まずはSHAiRE Labを通し自然な動線で、提供する側もユーザー側も、この課題解決に向き合えたら良いなと思い今回の仕様へ辿り着きました。
SHAiRE Labのオリジナルラインのプロダクトは全て専用の配送箱で送付しています。
■モノを運ぶだけではない
配送箱の一番の目的は商品を安全に顧客のもとへ届けることです。
ですが、私たちは、その配送箱も「一つの商品」 として、ブランドを感じ取ってもらえるようなプロダクトの一つとして表現できるものを設計いたしました。
受け取りの手間をなくし、ポストに届いたデザインされた箱を開ける。
お風呂でそのシャンプーに香りに包まれ、髪も心も心地よい時間を過ごしてもらう。
SHAiRE Labの箱には安全に設計され、設置されたプロダクトと、私たちの想いも詰まっています。
ぜひ手に取って、体験と想いを感じ取ってみてください。